相続放棄と相続財産に関するQ&A

文責:弁護士 上田佳孝

最終更新日:2021年09月01日

相続放棄と相続財産に関するQ&A

Qどのような場合に相続財産を相続放棄すべきですか?

A

 典型的には,相続財産について,預金や不動産といったプラスの財産よりも,借金等のマイナスの財産の方が大きい場合には相続放棄がなされることが多くあります。
 また,遠隔地の不動産を相続しても管理できない場合や管理コストなどに不安がある場合,相続財産を特定の相続人に集中して相続させたい場合,他の相続人間の争いに巻き込まれたくない場合などにも相続放棄することが考えられます。

Q相続放棄するにあたって相続財産はどの程度把握するべきでしょうか?

A

 相続財産を把握していなくても相続放棄をすることができます。

 もっとも,相続放棄をするかどうか迷っている際には,相続財産の状況を調査して,プラスの財産,マイナスの財産がどれだけあるのかを正確に把握することが大切です。

Q相続放棄をした後の相続財産はどうしたらよいですか?

A

 相続放棄をした後であっても,相続財産を他の相続人や相続財産管理人に引渡すまでは,財産を管理し続ける必要があります。
 相続放棄をした後に相続財産を隠匿などしてしまうと相続放棄が無効となることがありますので注意が必要です。

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